ピラティスは体幹強化や姿勢改善で人気のエクササイズですが、最近注目されているのが**「ピラティスフロー」**です。
ピラティスフローは、呼吸と動作を連動させ、複数の動きを流れるようにつなげて行うシークエンス。
この記事では、ピラティスフローの特徴や通常のピラティスとの違い、初心者向け基本シークエンス、そして得られる効果まで詳しく解説します。
ピラティスフローとは?
ピラティスフローとは、一つ一つの動きを切り離して行うのではなく、呼吸に合わせて動きを連続させるスタイルのピラティスです。
「Flow(流れ)」の名の通り、動作を止めずに続けることで、身体の可動域を広げつつ集中力を高めることができます。
通常のピラティスとの違い
通常のピラティスでは、動作ごとに一度静止し、正しいフォームや筋肉の使い方を確認しながら進めます。
一方、ピラティスフローは、ポーズからポーズへと滑らかに動き続けるため、運動強度が上がり、有酸素運動的効果や全身の血流促進も期待できます。
フローピラティスの特徴
- 呼吸と動作を合わせることで高い集中力が求められる
- 通常よりも運動量が上がり、エネルギー消費が増える
- 動き続けることで身体が温まりやすく、柔軟性向上に役立つ
ピラティスフローの効果
体幹強化
ピラティスフローは、短時間でも体幹を使い続けるため、インナーマッスル強化に最適です。お腹周りが引き締まり、姿勢改善にもつながります。
柔軟性向上
連続的な動きで全身の筋肉と関節をまんべんなく動かすため、柔軟性が高まり、怪我予防や疲労回復効果も期待できます。
集中力アップ
呼吸に合わせて流れるように動くことで、余計なことを考えず“今ここ”に意識を向けられます。マインドフルネス効果でメンタル面のリフレッシュにも有効です。
ピラティスフロー初心者向け基本シークエンス
ここでは、初心者でも取り入れやすいピラティスフローの基本シークエンスを紹介します。
慣れてきたら呼吸と動きをスムーズにつなげることを意識しましょう。
ロールアップ
マットに仰向けになり、両手を頭上へ伸ばします。息を吐きながら背骨を一つずつ丸めるように起き上がり、前屈。吸いながら元に戻ります。
→ 背骨の柔軟性と腹筋強化に効果的。
シングルレッグストレッチ
仰向けで両膝を胸に引き寄せ、片脚ずつ伸ばしながら呼吸を続けます。
→ 体幹を安定させつつ下腹部を鍛える動き。
ハンドレッド
肩甲骨を浮かせ、脚をテーブルトップ(膝90度)に。腕を床と平行に伸ばし、上下に小さくパタパタ動かしながら5カウントで吸い、5カウントで吐く呼吸を10セット。
→ 体幹強化と呼吸法の練習に最適。
スワン
うつ伏せになり、両手を肩の横に置いて上体を反らせます。背骨を伸ばし胸を開き、息を吐きながら戻ります。
→ 背筋と柔軟性向上に効果的。
スパインツイスト
長座で座り、背筋を伸ばして息を吸い、吐きながら上半身を左右にツイストします。
→ 体幹回旋筋群を鍛え、ウエストの引き締めに。
ピラティスフローのポイントと注意点
呼吸を止めない
ピラティスフローでは、動作に呼吸を合わせることが重要です。
きつくなっても呼吸を止めず、常に深く吸って吐くリズムを意識しましょう。
正しいフォームを意識する
滑らかに動くことも大切ですが、フォームが崩れると効果が半減します。無理に速く動かず、最初はゆっくり確実に行いましょう。
無理のない範囲で続ける
関節や筋肉に痛みを感じる場合は中止してください。少しずつ慣れ、レベルアップしていくことが大切です。
まとめ|ピラティスフローで心身を整えよう
ピラティスフローは、通常のピラティスよりも運動量が高く、体幹強化・柔軟性向上・集中力アップといったさまざまな効果が期待できます。
初心者の方も、基本シークエンスから始めて、呼吸と動きを連動させるピラティスフローで心と体を整えてみてください。
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